相続登記を専門家に依頼するメリット
文責：所長 弁護士 安藤伸介
最終更新日：2025年02月17日
１ 相続登記を専門家に依頼する主なメリット
相続登記を専門家に依頼するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
① 必要書類の収集を任せることができる
② 疎遠になっている親族の所在調査も含めて依頼できる
③ 中間省略登記等の特殊な登記も検討することができる
以下、詳細に解説させていただきます。
２ ① 必要書類の収集を任せることができる
相続登記を行うには、「登記原因証明情報」「住所証明情報」が必要になります。
この内、「住所証明情報」は不動産を相続される方の住民票のみで足ります。
しかし、「登記原因証明情報」は相続人によって異なる場合があります。
例えば、被相続人が遺言書を作成していた場合には、「遺言書」と「戸籍謄本類」「被相続人の住民票の除票」が必要となり、遺言書を作成していない場合には、「遺産分割協議書」の作成が必要となります。
このように、相続登記を行う場合には、それぞれの相続人の状況によって必要書類が異なってくるため、ご自分で必要書類を調べてそれぞれ集める手間を考えると、その収集を専門家に委任することは相当のメリットがあるといえます。
３ ② 疎遠になっている親族の所在調査も含めて依頼できる
例えば、相続登記をするために遺産分割協議を行いたいという場合でも、他の相続人の所在が分からない場合には遺産分割協議を行う事ができません。
このような場合であっても、専門家であれば相続人の所在調査を行うことができます。
そのため、疎遠になっている親族がいる場合には、専門家に相談をするのが良いでしょう。
４ ③ 中間省略登記等の特殊な登記も検討することができる
例えば、祖父母世代の方が所有していた不動産が名義変更されずに放置されていた場合に、数次相続が発生した場合、祖父母から存命の相続人に直接名義変更できる場合があります（中間省略登記）。
この中間省略登記ができる場合、祖父母と存命の相続人の間にいる被相続人の名義変更を省略できるため、登録免許税の節約ができます。
このように、通常とは異なる登記方法も検討することができるので、専門家に登記を依頼するメリットがあるといえるでしょう。
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相続登記が必要な方へ
相続による不動産の所有権の移転登記を相続登記といいます。
相続登記には期限がありますので、申請書を作成の上、必要な書類を集めて、期限内に法務局に申請を行わなければなりません。
登記と聞くとなんだか難しそうに感じる方や、必要な書類がよく分からないという方も多いかと思います。
相続登記について不明な点がある場合には、専門家にご相談ください。
当法人では、相続登記に関するご相談を原則無料でお受けしています。
事務所にお越しいただくことが難しい場合には、お電話やテレビ電話で相談をすることも可能です。
相続案件を担当する者が、相続登記に関するご相談にも対応しております。
いざ登記をしようと思ったら、何代も前の名義のままだった等、複雑な案件にも対応することができますので、相続登記でお悩みの方はまずご相談ください。
相談時には、ご依頼いただいた場合の費用などもご説明いたします。
詳しい説明を聞いた上で、依頼するかを検討することができますので、まずはお気軽に相談をしていただければと思います。
ご契約いただいた場合には、適切に相続登記の手続きを進めてまいります。
つくばにお住まいで、相続登記が必要な方からのご相談をお待ちしています。
